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inair.gif (4553 バイト) 史志とコウのニュージーランド旅行記
 
 

1998年1月7日 クライストチャーチ

             (Christchurch)

 ニュージーランドで3番目、南島では1番大きい都市クライストチャーチ(といっても人口32万人)。町中を走ると人口を感じさせない大変ゆったりとした町であることに気づく。喧騒感は全くない。そして家々の庭にはどこもたくさんの花が色とりどりに咲いている。実にきれいな町である。きれいな公園が多いことから「ガーデンシティ」と呼ばれているが、私から見ると町全体が公園である。
 
 
  今晩の宿泊先を見つけなければならない。できるだけ地元の人と直接ふれあいができるように、空港で Bed & Breakfast スタイルを探した。車で約20分。家の周りがすべて花で覆われ、安らぎを覚える。きょうは泊まりは我々だけ。6人の子どもを一人立ちさせて今は二人だけという、とっても愛想のいい御夫婦に迎えられた。はじめから他人の感じがしない。いや他人の感じをさせないのかもしれない。
ガーデンシティにふさわしい広々とした庭に囲まれた平屋。2階建てはむしろ珍しいというゆったりとした空間は、初老のご夫婦だけで住み、わずかな部屋を提供して経営するには最も手頃なのかも知れない。
 

 庭の散歩の後、ポーチで手作りのクッキーとコーヒーを御馳走になる。 こちらの気持ちは早くもニュージーランドモードに入って、ゆったりする。
クライストチャーチの中心は大聖堂広場(Cathedral Square)。63mの尖塔はこの街のシンボルでもある。10数分の距離というので、腰を上げて見学に向かう。我々は最初に左側から見て正面と思いこみ、あわててこの正面へ。1864年から40年かけて建築されたゴシック様式の美しい教会とゆったりとしたスクエアでなかなか去りがたい。威厳に満ちたこの教会は、もっともイギリスらしい建物といわれているが、この国の歴史を感じさせる建物でもあった。長い陰が示すように、時計はすでに午後7時を回っていたが、南半球なので夏真っ盛りで9時でも明るさは残っていた。


    
 
南極大陸に近いこの地は、南極探検の物語はでも誰の心に残っている。1912年、ノルウェーの探検家アムンゼンと、英国人探検家スコットは南極点到達第1号を競い、わずかな差で栄誉を逃したスコットは帰路遭難し、凍死する。彼の像を目の前にして小学校時代に読んだ偉人伝を思い出す。この時彼はこのクライストチャーチから出発した。市内の中心を流れる美しいエイボン川のほとりに、彼の妻か制作したスコット像は建っていた。
 その前を路面電車のトラムが走っている。ノスタルジックなこの乗り物は一時廃止されていたが、1995年観光客用に全長2.5kmで復活した。サンフランシスコでも乗らずに眺めていた路面電車だが、今回も同じ。どうもこの手は乗るよりも町の景観と同時に眺めた方が親しみがわく。  

 
  ホテルに帰っても食事はないので、町中で大衆的なレストランを見つける。この時間は路上駐車がOK。バッフェスタイルだが、違うところは肉料理の場合番号札が渡されること。料理ができてカウンターの上にその数字が表示されると取りに行く。せっかくのニュージーランドなのでラムを注文。しばし待たされる。のんびりしていて決して急がない。目の前では空腹に勝てない家内が、「お先に」とオーソドックスメニューでいただきまーす。
 

ぐっすり寝て、目が覚めると外はすでに明るかった。シャワーを浴びて、快適なガーデンを一周する。アメリカでも広々とした快適な環境が整っていたが、ニュージーランドにおいてもその通りで、あまりにも日本との違いばかりが脳裏をかすめる。
ご夫婦と共にした朝食は、本当においしかった。BBの名の通り、心のこもった朝食だった。アメリカでは、旅先でよく利用したモーテルでは、コンチネンタルスタイルが多かったのでその程度を覚悟していたが、ここでは家庭的な朝食を取ることができた。

予定といえば帰りの便だけ。後はコースも宿泊地も自由だ。まるで旧来からの友人のような接待を受けて、出発は遅れるばかり。ニュージーランドはたくさん見るところがあるから、とのアドバイスを受けて、名残を惜しみつつ出発する。

南極に少しでも近づくために、ひたすら南進の道をたどることにする。目指すはテカポだ。
左側通行と右ハンドルは日本と同じ。多少異なる交通標識等に気をつければ、後は全く違和感がない。南進の国道に出るとすぐに家並みはなくなった。南島一の大都市クライストチャ−チだが、すぐに郊外に出た。真っ先に目に飛び込んできたのは、羊の群れだ。ニュージーランドの大地はもう手の内に入った。羽を伸ばして充分楽しもう。

 


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